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人生は旅、人は旅人 - 旅人と旅の地図を知ること

人生は旅、人は旅人。


いい旅をするには、どんなところを旅しているのかを知る(運勢)のは、もちろん大切ですが、旅人本人を知ることも大切です。


たとえ同じ地図で旅するにしても、旅人が冒険家系なら、あえて厳しい道を選ぶ可能性がありますし、姫系なら自分の気品を保てない道は選ばないかもしれません。


例で例えると簡単そうなのですが、自分のことを知るのは結構難しい。
占星術のチャートリーディングや心理カウンセリングは、地図だけでなく、自分を知ることにも役立ちます。
そういえば、自分にはこんな傾向がある。姫系かも...なんて風に。


私は、よくロールプレイングゲームを連想します。
意識的に役割を選ぶロールプレイングゲームでは、自分役割の強みや弱みが解ってますよね。
そして、困難を乗り越えていくと、自分のレベルがあがっていく。


人生に似ている面がありますが、ゲームはルールが明確で共有されているという大きな違いがあります。


「明確さ」や「知識」は、常に人生を楽にするものではありませんが、混沌とした状況の中で先に進むには重要なものです。


さらに間違いないと思うのは、自分の成長に役立つ、ということ。








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テーマ : こころ
ジャンル : 心と身体

Life is a journey 〜 人生は旅のようなもの。

Life is a journey 〜 人生は旅のようなもの。

Planet(惑星)の語源は、ギリシア語で「旅人」を意味する「planetoi」だそうです。

占星術では、天体が「旅人」に例えられ、タロットでは「愚者」の自己成長の旅という喩えが使われます。

そして、占いは地図のようなもの、という喩えがよく使われます。





太陽 - 獅子座 - 5ハウス

占星術を少しかじったことのある方でしたら、ご存知のことと思いますが、「太陽-獅子座-5ハウス」は、自分自身の本質や恋愛、自尊心などに関わっています。


太陽は、本来の自分自身を示していますが、いろいろな心理的葛藤や外的環境のため、この本来の自分自身を生きることが難しいことがよくあります。


「本来の自分を見失っている」などどいう表現も常套句としてよく使われますし、「自分探し」なんてこともよく言われます。それだけ本来の自分自身を生かしていくこと、表現していくことは難しいのでしょう。


さて、心理学でよくいわれる「投影」という言葉があります。これは、自分自身のなかなか受け入れられない部分、嫌いな部分、見たくない部分、意識したくない部分を他人の中に見てしまう、感じてしまうというようなものです。
自分の嫌いな部分ですから、当然その他人にはいい印象を持たなかったり、好ましい経験でなかったりします。



話を「太陽-獅子座-5ハウス」に戻します。
この「投影」という考え方を取り入れてみると、例えば「太陽-獅子座-5ハウス」に難しい星の配置があり、自分自身がなかなか表現できないというフラストレーションを抱えていたりする場合、相手のことも曇った目で見てしまうこと、感じてしまうことがあると解釈することができます。
「本当の自分」を探すもの難しいですが、自分が関わっている人について「本当のその人」を探すこと、見つけることもまた同様に難しいのです。



私たちが自分の色眼鏡を常にかけているとすれば、「本当のその人」を知ることなどできるのでしょうか?
「本当のその人」はいったいどんな人なのでしょう?



占星術の考え方で、「本当のその人」を見たり、感じたり方法があります。
それが、恋をすることです。



誰かに恋愛感情を抱いたとたん、その人が輝いて見える、世界が明るく見える、そんな経験を記憶されている方も多いのではないでしょうか。



今、読んでいる本の中に、よく表現されている文章がありましたので、以下に紹介します。


恋をしている時、空はより青く、経験は全て強烈になり、全てはより素晴らしく見える。なぜなら、その時、私たちは存在するものの本来の姿を見ているからだ。恋の炎が、私たちのエゴを焼き尽くしたのだ!

When in love, the sky is bluer, all life experiences are intensified, and everything looks better because we then seeing things as they are; for the fire of love has burned away our ego!

"Astrology Karma & Transformation" by Stephen Arroyo より








テーマ : セラピー&ヒーリング
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我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

■我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか


駅でゴーギャン展の看板を見かけました。

ゴーギャン

ゴーギャンが晩年に遺言書として描いたとも言われているこの作品のタイトル「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という、画家自身の問いについて、心理占星術的に考察してみたいと思います。


出生データは、占星術のソフトにはいっていたデータ、1848年6月6日10:00AM パリにて誕生、というデータを使いました。


ゴーギャンの出生図内で、1度以下のオーブを持つハードアスペクト(強い内的葛藤を示します)が2つ出ていました。


ひとつは、木星(蟹座、11ハウス)と天王星(牡羊座、9ハウス)が0.16度のオーブで90度(スクエア)。90度ちょうどから、0.16度しか差がありません。


もうひとつは、金星(双子座、10ハウス)と海王星(魚座、7ハウス)が、0.26度のオーブで90度(スクエア)。こちらの差が0.26度ですから、ほぼ90度ちょうどの関係です。


さて、90度の葛藤は、なんからの行動を起こす衝動にかられるような心理状態が起こりますが、ハードアスペクトの名のとおり、難しさがつきまといます。


ここでは、最も強い葛藤を示す木星と天王星について考察してみます。



■ゴーギャンの木星

木星は広い知識や見聞を得ようとする欲求、哲学や宗教的など普遍的な意味での真理や正義を求める欲求、拡大、発展を指向する欲求を象徴すると考えられています。広い知識や見聞、拡大などから、海外など遠方への旅行によく結びつけられます。また、木星の影響が強く出ている人は、一カ所にとどまっていたり、縛り付けられるような生き方を好まない傾向があります。


ゴーキャンの場合、木星が家庭や母親など自分が安心できる場所、もの、人を象徴する蟹座にありますから、この旅する画家は、旅の中、異国の地に自分の居場所を求めていたのかもしれません。また、この天体は11ハウスにありますから、この欲求がなんからの利他性、博愛主義、自分と価値や理想を同じくする人々との関わりと関わっていたとも想定できます。


11ハウスについては、ゴーギャンは画家になる前、株式仲買商として成功しており、印象派の画家との交遊関係から絵を書き始めるようになったとのことですが、この画家たちとの交流がゴーギャンの木星を活性化したといえるかもしれません。



■ゴーギャンの天王星

さて次に天王星ですが、天王星は先の木星が位置していた11ハウスに関係する心理的欲求を象徴します。利他主義、博愛主義、進歩や革命への欲求、また、客観的にものを見る事などと関係しています。


天王星は牡羊座にありますので、この天王星の欲求は、牡羊座的な色合いを帯びた欲求になります。牡羊座が象徴するものは、行動を起こすこと、新しく何かを始めること、生き残ること、戦う事、自己主張することなどです。


また、天王星は先の木星と似たエネルギーを象徴する9ハウスにあります。ですから、天王星の欲求が旅や海外での生活と関わっている可能性があります。


ゴーギャンの人生に重ね合わせて読んでみると、自らの理想を求めて行動を起こし異国の土地に旅立った、という風に読む事もできます。



■木星と天王星の関係

まとめると、ゴーギャンの内にあった木星と天王星の葛藤は、
(1)自分の居場所を探して広く旅したい欲求と、
(2)自らの理想を求めて行動する欲求もしくは価値を共にする仲間求めて行動する欲求、
が葛藤していたと考えられます。

※ ゴーギャンは、楽園を求めてタヒチに旅立ったとよく言われますが、天王星を先ほどの理想、博愛主義的に読むとこのイメージに近くなります


上記の表現は葛藤としては少し分かりにくいかもしれませんが、ここにもう一つの要素が加わると少し分かりやすくなります。
長くなるので詳細説明は省きますが、この木星と天王星の90度の関係性は、自分が相手に受け入れられないかも知れない不安を抱えた(蟹座的恐れ)関係性になります。


つまり、自分の居場所、家庭のような場所、もしくは同じ価値観を持った仲間たちを強く求めて旅し、行動し続けたにも関わらず、常に本当に受け入れられているのか、多分受け入れられていないという不安や疑いの中で生きていたイメージが浮かび上がります。



■ゴッホとのエピソード

この心理状態をゴッホとのエピソードと関連づけて考察してみると、次のようなゴーギャンの心のストーリーが出てきます。


ゴーギャンがゴッホと暮らすようになったのは、ゴッホの弟のお金目当てであったと一般によく言われていますが、まんざらそれだけではなかったように思います。ゴッホの描く芸術家コミュニティという夢に引きつけれたところもあったのではないでしょうか。ただし、ゴーギャンは縛られるのがキライなのです。2人での生活は、おそらくゴーギャンには息がつまり、常に神経がイライラするようなものだったかもしれません。


また、ゴーギャンが常に「どこにいても自分は受け入れられていない」というような内的葛藤を抱えていたことを考えると、ゴッホとの関係もその内的葛藤の緊張感からぎくしゃくしてしまった、そして自ら壊すような行動にでてしまったとも考えられます。これは、牡羊座の天王星が否定的な方向に逆噴射してしまったようなエネルギーのあらわれ方です。



絵のタイトル、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」はまさに、ゴーギャンがおそらく得る事の出来なかったであろう自分の居場所を探しもとめた人生を表しているようです。








テーマ : こころ
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草なぎ剛くんに何が起こったのか?

■草なぎ剛くんに何が起こったのか?


4月23日の突然のニュースには、多くの方々同様非常に驚きました。
報道は一段落ついたようですが、この1件は興味深く見ておりましたので、草なぎくんに何が起こったのかの概観を考察してみたいと思います。


出生データはインターネット上で検索してヒットした1974年7月9日4:25AM、明浜にて誕生、というデータを使いました。



■出生図について - 草なぎくんの特徴概観


まず、第一にとても敏感で傷つきやすい方のように見受けられます。アセンダントと太陽星座が蟹座にあり、月が魚座です。


アセンダント:社会に対するインターフェース的な部分。外見、どのように自分を見せるか、自分が見られるか。
太陽:本質的な部分。よくある12星座の占いはこの太陽だけを使います。
月:習慣的、無意識的な振る舞い方のパターンや癖的に現れるもの。

※1 占星術は象徴言語ですので、意味やニュアンスは人によって少し変わることもあります。月が過去、太陽が現在、アセンダントが未来の自分の方向性を示す、という考え方もあります。


アセンダントと太陽の蟹座については、どこかに所属していること、居場所があることで安心を得るということが重要な方です。同時に拒絶される事に強い不安がある方かもしれません。本質的には、外交的、社交的というより仲のいい内輪の人たちと一緒にいるほうが心地良い方ではないかと思います。


彼の場合、アセンダント近くに水星、土星があり、アセンダント、水星、土星が仕事を示すと言われる6ハウスの射手座の海王星に150度を構成しています。150度の角度は、折り合いのつかない内的葛藤として経験すると言われています。


草なぎくんの場合、本来内気で傷つきやすい性質であるにも関わらず仕事として、正直でいい人のイメージで広くメディアに出たり、社会的に広く夢や理想を体現するアイコンとしての役割を果たす、という点が葛藤として感じられていたかもしれません。


これらの点は、SMAPが心の支えになっているという発言やSMAPメンバーの中であまり目立たないように言われている記事がある点、本人がその点をコンプレックスに感じている点など、の記事と重なる点かと思います。


また、月が魚座という点からもも非常に感じやすく、敏感な方であるように思われます。
月は感情的な面、その人の受容性の部分を意味すると言われています。空気が読めるなど、言葉以外に現れる点に敏感な方ではないかと思います。


もう一点、今回の一件に関わっていると思われる点として、彼の最も強い心理的葛藤について次に簡単に記述します。


彼の出生図の中で最もエネルギーの強い(オーブの小さい)天体のアスペクトは、(※2)獅子座の火星(2ハウス)と魚座の木星(9ハウス)の150度です。


これは、自分らしく自由に自己主張したい、行動したい、という欲求と理想的や夢にような純粋な形で真実や正義を広く普及したいという欲求の葛藤です。前述の150度の葛藤同様に、折り合いがつかず、常に緊張状態にあるような内的葛藤です。


世の中、そうそう純粋に清く正しい人はいませんから、自分らしく振る舞おうとすると、真や義の道から外れてしまいます。割り切って生活できる方や、そもそもそうような葛藤の経験があまり無い方もいらっしゃいますが、草なぎくんの場合この2つが解決方法の見つからない葛藤として、いつも心の中で強い緊張状態を作っていた可能性があります。




■その時何があったのか?


さて、今回のいきさつですが、報道によると4/22の午後8時頃から飲み始め、その後、別の店で6時間以上飲んだとのこと。そして、一部報道には、その日に「頭にくる事があった」という草なぎくんの発言が記事にされていました。


4月22日のトランジット、プログレス(共に未来予測などに使われる。ある時期にどんなテーマが強く出ているかを見る)と出生図を合わせてみて見ると、前述(※2)の最もエネルギーの強い内的葛藤をさらに強める形で天体が重なっています。


特に、トランジットで魚座の月が22日の12:00AM頃、出生図の木星地点を通過しています。この魚座の月は、感情的な喪失感や空しさ、裏切られた感などをとして経験することがあります。


元々傷つきやすく感じやすい人ですし、強い緊張のある内的葛藤の部分に喪失感を伴うような経験がさらに重なったとすれば、なんとか支えている緊張の糸が切れてしまったとしても理解できます。


結果、獅子座の火星的な行動に表れてしまったように思われます。獅子座が意味すると言われているものの中には、子供っぽさや遊びもあります。彼のとった子供っぽいはめを外したような行動は重なって見えます。




■何故ここまで大きく取り上げられてしまったのか?

飲んで騒いだだけの事がここまで大きく報道されてしまった点として、木星や9ハウス(どちらも意味の一つとして、メディアや報道がある)が関係していた点があるかもしれません。


また、一部報道では、ここまでメディアが大きく取り上げたのは、普段からメディアはジャニーズ事務所に振り回されており、鬱積したものがあったこと、そして草なぎくんはその犠牲となってしまった的な記事がありました。この点も、魚座(意味のひとつとして犠牲者、殉教者がある)が多く関わっている点と重なります。
この記事の流れの中では、今回の1件での木星の魚座は、在る意味「メディアの犠牲者」ともとる事ができるかもしれません。

※3 常にこのようなマイナスな意味合いが強くなるわけではありません。後日、今回の1件はメディアが視聴率稼ぎのためこぞって取り上げたという記事がありました。ここでは、メディアの救世主、殉教者的な意味になっています。





上記は単純化したリーディングですし、まだまだ興味深い点は在りますが、既にかなり長いので、この辺で終わりにします。


またこれは、今回の1件を心理占星術的に考察したもので、リーディングや出来事の真偽を問うような意図はありません。草なぎくんにとっての真実は彼の中にありますから。







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プロフィール

Key(ケイ)

Author:Key(ケイ)
認定心理カウンセラー
認定アストロカウンセラー
認定Tarot de Paris ファシリテーター
認定バッチフラワーレメディ プラクティショナー

「占いの窓」で、占い、カウンセリングを行なっています。

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