ペットロスについて
先月末でペットロスパラカウンセラー養成講座が終了しました。
今日、最後のレポートを投函し、帰宅してTVをつけたところ、偶然にもペットロスがテーマのドラマをやってました。
コレ↓です。
パートタイム裁判官(2)
http://www.tbs.co.jp/program/dramasp_20070514.html
全部見てませんが、ペットロスという観点からあらすじを見ると次のような感じでした。
フレンチブルドックのハナちゃんが中心になってメンバーがつながっているような家族(父、母、娘、息子の4人家族)で、ある日ペットが死んでしまいます。
家族は動物病院での医療過誤を疑っており、裁判を起こしますが結局負けてしまい、獣医師に対してかなりの怒りを感じています。
いっぽう家族は、ハナちゃんに精神的に依存した生活を送ってきていたため、ハナちゃんがいなくなってバラバラになってしまいます。特に母親は精神的に参ってしまい、両親は、結局離婚することになります。
ストーリーはサスペンスでしたので、獣医師が嫌がらせを受けたり、殺害されたりなどという展開になるのですが、ここではペットロスという視点から考察して見たいと思います。
まず、この家族は全てのメンバーがストレス解消や心のよりどころとしてペットを頼っていたようです。
ペットを中心として家族が結びついている下記のような家族だったと思われます。

このような関係性をもつ家族は、ペットがいる間はうまくいっているように見えるのですが、ペットがいなくなったとたんにバラバラになってしまうというリスクを抱えています。
これに対し、より理想的なペットと家族の関係性は次のような関係性と言われています。

下の図では、ペットが他の家族のメンバーと同じ家族内に位置しています。
こちらの場合、ペットがいなくなった喪失感を家族のメンバー同士で補ったりすることがより容易になります。
ドラマの中のような家族(上の図)では、ペットが家族の他のメンバーの役割以上のものを担っています。
特に母親の精神的ダメージが大きく出ていましたが、これは、現実でもよくあることで子供が手を離れた後、ペットを子供として見ていたり、仕事が忙しくで妻とコミュニケーションをとる時間のない夫の役割(パートナー、心の支え)を担っていたりすることがあります。
そうすると、ペットを亡くしたことにより、自分の人生から奪われてしまったものの範囲、大きさが非常に大きくなってしまい、喪失感や悲嘆が通常以上の重いものになってしまうことがあります。
ペットとの暮らしは、楽しく、癒されること、学ぶことも多い素晴らしいものです。
でも、悲しいことにペットの平均寿命が人間より遥かに短いことは、確かなことで変えることはできません。
ここ数年続いたペットブームで、現在日本国内で飼育されているわんちゃん、ねこちゃんの半数近くが7歳以上というデータがあります。そのせいか、近年、介護や葬儀など死別に関わる問題もよく見かけるようになってきました。
ペットロスもそのひとつです。
核家族化や子供の減少でペットの家庭内の重要性が高くなっている現在、ペットロスが重くなり安い状況があります。
死別によるペットロスの悲嘆を防ぐことはできませんが、重篤なペットロスにならないための予防はできます。
ペットとの関係性について自覚をもったり、もしもの時のことを恐れずに考えておくこと、自分のペットの品種の平均寿命を知っておくことなど、知りたくない、考えたくないことですが、自分にも起こることとして考えておくこともペットロスを重くしないための予防のひとつです。
よく言われることですが、ペットは自分の一生をかけてオーナーに「生と死」について教えてくれます。
死別は本当に辛いことですが、大切なペットが残してくれたレッスンですから、自分の愛したペットのためにも乗り越えて、人間としてより成長し続けること、生き続けることがペットのためにもなると思っています。
今日、最後のレポートを投函し、帰宅してTVをつけたところ、偶然にもペットロスがテーマのドラマをやってました。
コレ↓です。
パートタイム裁判官(2)
http://www.tbs.co.jp/program/dramasp_20070514.html
全部見てませんが、ペットロスという観点からあらすじを見ると次のような感じでした。
フレンチブルドックのハナちゃんが中心になってメンバーがつながっているような家族(父、母、娘、息子の4人家族)で、ある日ペットが死んでしまいます。
家族は動物病院での医療過誤を疑っており、裁判を起こしますが結局負けてしまい、獣医師に対してかなりの怒りを感じています。
いっぽう家族は、ハナちゃんに精神的に依存した生活を送ってきていたため、ハナちゃんがいなくなってバラバラになってしまいます。特に母親は精神的に参ってしまい、両親は、結局離婚することになります。
ストーリーはサスペンスでしたので、獣医師が嫌がらせを受けたり、殺害されたりなどという展開になるのですが、ここではペットロスという視点から考察して見たいと思います。
まず、この家族は全てのメンバーがストレス解消や心のよりどころとしてペットを頼っていたようです。
ペットを中心として家族が結びついている下記のような家族だったと思われます。

このような関係性をもつ家族は、ペットがいる間はうまくいっているように見えるのですが、ペットがいなくなったとたんにバラバラになってしまうというリスクを抱えています。
これに対し、より理想的なペットと家族の関係性は次のような関係性と言われています。

下の図では、ペットが他の家族のメンバーと同じ家族内に位置しています。
こちらの場合、ペットがいなくなった喪失感を家族のメンバー同士で補ったりすることがより容易になります。
ドラマの中のような家族(上の図)では、ペットが家族の他のメンバーの役割以上のものを担っています。
特に母親の精神的ダメージが大きく出ていましたが、これは、現実でもよくあることで子供が手を離れた後、ペットを子供として見ていたり、仕事が忙しくで妻とコミュニケーションをとる時間のない夫の役割(パートナー、心の支え)を担っていたりすることがあります。
そうすると、ペットを亡くしたことにより、自分の人生から奪われてしまったものの範囲、大きさが非常に大きくなってしまい、喪失感や悲嘆が通常以上の重いものになってしまうことがあります。
ペットとの暮らしは、楽しく、癒されること、学ぶことも多い素晴らしいものです。
でも、悲しいことにペットの平均寿命が人間より遥かに短いことは、確かなことで変えることはできません。
ここ数年続いたペットブームで、現在日本国内で飼育されているわんちゃん、ねこちゃんの半数近くが7歳以上というデータがあります。そのせいか、近年、介護や葬儀など死別に関わる問題もよく見かけるようになってきました。
ペットロスもそのひとつです。
核家族化や子供の減少でペットの家庭内の重要性が高くなっている現在、ペットロスが重くなり安い状況があります。
死別によるペットロスの悲嘆を防ぐことはできませんが、重篤なペットロスにならないための予防はできます。
ペットとの関係性について自覚をもったり、もしもの時のことを恐れずに考えておくこと、自分のペットの品種の平均寿命を知っておくことなど、知りたくない、考えたくないことですが、自分にも起こることとして考えておくこともペットロスを重くしないための予防のひとつです。
よく言われることですが、ペットは自分の一生をかけてオーナーに「生と死」について教えてくれます。
死別は本当に辛いことですが、大切なペットが残してくれたレッスンですから、自分の愛したペットのためにも乗り越えて、人間としてより成長し続けること、生き続けることがペットのためにもなると思っています。
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テーマ : セラピー&ヒーリング
ジャンル : 心と身体