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人生の転換期、変化の時のレメディ

昨年秋からの金融危機で、仕事をなくされたりなど、生活の変化を余儀なくされた方も多くいらっしゃることと思います。

人は、突然意に沿わない変化に直面したとき、変化に抵抗するか、手放して変化に身を任せるか、通常この2つのどちらかで対応しようとしたり、葛藤を起こしたりします。


変化に抵抗し、勝利を勝ち取ることもあるでしょう。しかし時には、意に沿わずとも抵抗できない、従わざるを得ない変化があります。
今回のような世界的な経済の悪化による失業もそうともいえますし、人生のステージによる変化もそうです。


子供時代から考えると、就学、思春期、就職、結婚、子供の誕生、離婚、子供の結婚、退職、パートナーや親しい人々との別れ、など人生には、自分の力ではどうにもならない出来事が数多く起こります。


時には変化にうまく適応できなかったり、変化への不安が大きくなったり、変化することへを受け入れられなかったり、過去に心がとらわれてしまったりして心の柔軟性がなくなってしまうことがあります。
自分にはどうにもならない変化に直面したとき、変化に抵抗したり、どうにも成らない状況に無力感を感じてしまうのではなく、手放して次のステージへ進むことが自分自身の内的な成長のきっかけになることが多々あります。


ウォールナットは、新しい状況に適応することを助けてくれるレメディです。過去のしがらみや外部の影響から自分を守り、自分の生き方を選び、実現していく力、新しい状況に適応する力を強めてくれます。


その他、変化の状況によって組み合わせたほうがよいレメディの一例をあげます。

  • 変化が引き起こしたこれからの生活への不安が強い場合にはミムラス

  • 変化で一時的に落ち込んでしまっている場合にはゲンチアナ

  • パートナーとの別れ、信じていた会社に裏切られたような体験など、心の傷になるような状況から立ち直れない場合には、スターオブベツレヘム

  • 過去に自分の心が残されてしまっているような場合には、ハニーサックル

  • 先が見えず、何にでもいいからすがりたい絶望感のような気持ちになっている場合には、スィートチェストナット

  • 先が見えず、何をやってもダメという気持ち、何も手につかない絶望感がある場合にはゴース(スィートチェストナットと似てますが、ゴースの場合は、すがる気力も無い、あきらめの境地のような感じです)


...など、感情に応じて組み合わせて使うことでより効果を感じられる場合があります。


100年に一度といわれる世界的大不況、そして、占星術的に見ても変容を象徴する冥王星が山羊座入る(2008年11月末)など、厳しい状況での変容が世代的に象徴されています。


私は、外的な出来事は、内的世界の反映である、と言う考え方をセラピーに取り入れていますが、その考え方を当てはめると人類一人一人に大きな変革が求められていると読むことができます。


私たちが生きるこの世代が変容を遂げて、よりよい世界になっていくことを願っています。
一人一人が自分の内的な葛藤と向き合いうこと、葛藤と付き合うスキルを磨くこと、それは小さくても重要な一歩であると考えています。


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ロバート・ボズナック氏 ナイトセミナー (2)

■ロバート・ボズナック氏 ナイトセミナー (2)

2009年2月5日に参加したロパート・ボズナック氏のナイトセミナーについての続きです。


セラピストのクライアントに対する姿勢については、いろいろと議論のある点です。「治す」「援助する」「付き添う」「一緒にただその場にいる」など、立場や考え方の違いでいろいろな表現が使われます。


ボズナック氏は87のセラピーを研究し、その結果、指示的なワークも非指示的なワークも同様に有効であった、そして、どれか突出して効果の高いセラピーが在る訳ではなかったとの結論にたどり着いたそうです。


いくらセラピストが非指示的なやり方で進めようとしても、やはり「私を治してください」という姿勢のクライアントは存在する、向き不向きは在るであろうとのことでした。


向き不向き、合う合わないというのは、あたり前のことですが、87もの違うセラピーを研究した結果たどり着いた結論、と聞くと説得力があり安心しました。


私自身、セラピスト的な仕事を始めたきっかけはカードリーディングを仕事で始めたことでした。一般的に占術に見られるような指示的なやり方に限界を感じ、心理カウンセリング、心理療法、プロセスワークを勉強し、カードを使っても占星術をつかっても一方的なリーディングにならないようなやり方を試行錯誤してきました。


ずっとカードや占星術を使う場合でもあまり指示的になってはいけないように感じているところがありました。ボズナック氏の言葉を聞いて、もしそれがクライアントの希望することであれば、指示的であってもいいのかもしれないという気持ちになりました。


ボスナック氏は、クライアントの内面に何かが起こっているとき、セラピストの内面にも同時に何かが起こっている、という相互的な関係性を重要視していました。この点は同じユング派の系列であるプロセスワークと同じです。プロセスワークでは、クライアントの反応に気づくと共に、自分自身に起こっていることに気づくことが重要視されています。


指示的、非指示的、という言葉に振り回されるより、そのときのクライアントの反応や自分に起こっていることに注意を向けるべきだ、と改めて思いました。

関連サイト
サイバードリームワーク(英語)
体現的想像の国際学会(英語)
国際夢研究学会(英語)





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ロバート・ボズナック氏 ナイトセミナー

■ロバート・ボズナック氏 ナイトセミナー

2009年2月5日にロパート・ボズナック氏のナイトセミナーに出席しました。

ロバート・ボズナック氏とは、ユング派の分析家の一人でオーストリアで臨床を行っている方です。Embodied Imagination の方法を開発し、世界中でセラピストや役者など芸術家の訓練にあたっている方とのことです(セミナー案内より抜粋)。
著書もありますので、お名前をご存知の方もいらっしゃるかと思います。


私は、プロセスワーク、占星術、タロットカードなど、イメージや象徴を使うセラピー、また、イメージや象徴体系や在り方、働き方そのものにも長年興味を持っています。今回も夢を使ったセラピーやトレーニングを行っている方ということで出席しました。


いくつか心に残った点をここで紹介していきたいと思います。


夢の世界、夢の中の登場人物は、自分の現実の世界(現実と感じる世界のほうがただしいかも)や自分自身とは別の実体として存在する。


たぶん、↑の文章は意味が分かりにくいと思います。夢は自分の内面の一部が登場人物などに象徴されて出てくるものと解釈されたりすることが多いですが、そうではないということです。


プロセスワークも夢を多く使いますが、プロセスワークでも私の限られた経験の中で知る限り、夢を自分の一部分として解釈します。ボスナック氏のいう、夢の中の人物が自分と独立して固有の意識をもっているという夢の捉え方は、とても衝撃的でした。


ボズナック氏がユング派のトレーニングを受けていたとき、教育分析を受けていたのが、ジェームズ・ヒルマン氏(2人目、ヒルマン氏の前に別の分析家に分析をうけていた)だったとのことです。そのヒルマン氏が、ボズナック氏に言ったことが、「夢をすべて自分の一部分として解釈するのは、自分のエゴを肥大させることだ」というようなことをおっしゃたそうです。


ところで、自分の一部分として解釈するのではないとすると、夢にどう向き合えばいいのでしょうか?
「出会いそのものに意味がある」ボズナック氏はそのように語られました。人と人が出会うように、人が旅先で新しい風景に出会うように、夢に向き合えばいい、そうゆうことと私は理解しています。


どちらが正しいか、ということは問題ではないと思います。
ポイントは夢に対する偏見から解放されること、夢を解放することだと思います。夢の人物を自分とは別の実体として意識していけば、夢やそのイメージが一つの実体として自在に動き、自分に新しい視点を与えてくれる、そうゆうことだと思います。

アクティブイマジネーションに近い感じの印象をうけました。













↑「アクティブイマジネーション」はとても面白いです。イメージや夢が好きな方にはお勧めです。ボスナック氏の著作は、まだ読んでいません。会場で会った方に「クリストファーの夢」は名著だと勧められました。読んでみるつもりですので読後レビューします。





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プロフィール

Key(ケイ)

Author:Key(ケイ)
認定心理カウンセラー
認定アストロカウンセラー
認定Tarot de Paris ファシリテーター
認定バッチフラワーレメディ プラクティショナー

「占いの窓」で、占い、カウンセリングを行なっています。

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