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見た目 vs. 中身?

■見た目 vs. 中身?


ビジネスやマナー、イメージコンサルティングなどの分野で、いかに見かけが大切か、を語るために使われる例で「メラビアンの法則」というものがあります。


インターネットを検索すれば、簡単に情報がでてきますので詳細は省きますが、簡単にいうと視覚情報(見た目)、聴覚情報(言葉を除く非言語コミュニケーション、声の質や語りの速度など)、言語情報(語られた内容)が聴衆に与える影響が「視覚情報:聴覚情報:言語情報 = 55%:38%:7%」であるという実験結果です。


この結果から、いかに見た目が大事であるか、ということがビジネス関連のセミナーなどでよく言われたりするのですが、実はメラビアンが本来意図していたことは、感情や態度が矛盾したメッセージがどのように他者に影響を与えるかを調べるということだったらしいのです。(wikipedia、他より)


結局は、見た目か中身か、という問題より、いかに自分が自己一致してメッセージを外に発しているか、ということが大切であるということではないかと思います。


人の心も社会も矛盾に満ちています。常に矛盾無しにコミュニケーションをとることなど不可能に思えます。


でも、これは例えば、矛盾しているなら矛盾していることを自覚しながらメッセージを送るということ。個人セッションでも、自分の内的矛盾に気づく事でスッキリした表情になって帰っていく方が多くいらっしゃいます。明らかに何かが変わった表情になります。


ビジネスやマナー、イメージコンサルティングの分野でも、自分自身をよりよく知る事が外部に自分をプレゼンテーションする上で大切な基盤になることと思います。





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プロセスワークと占星術

■プロセスワークと占星術


プロセスの実践方法をやさしく解説しているとして、紹介された「A Path Made by Walking」を先日読み終わりました。
最後の章が、人生神話と長期間にわたるエッジ(※)のワークについて書かれていました。

※エッジ:日常的なアイデンティティが自分で認識していない自分自身の一面(表れ出てきている一面)などに出会うポイント。自分自身が認識していた自分自身の枠を超えて成長、変容するきっかけになったりする。



占星術のチャートには、個人神話として、その人の人生に影響を与えるアーキタイプ的なエネルギーが表れており、私はこのエネルギーの展開方法としてプロセスワークを取り入れています。
プロセスワークの資格プログラムの研究テーマのひとつとして「プロセスワークと占術」を取り上げていますので、自分自身の経験を少し書いてみようと思います。



私のチャートで、人生に最も強い影響があると思われるアスペクトのひとつとして、次の3つの天体の関係性があります。
牡羊座の太陽が乙女座の冥王星にほぼぴったりな150度を形成し、太陽が牡羊座の土星に0度を形成しているアスペクトです。



太陽と土星のコンジャンクトは、例えば自由で自律的でありたい牡羊座が常に権威や物質的な制限下にあるような閉塞感やプレッシャーを感じるイメージ。また、太陽と冥王星の150度は、例えば自分らしさを表現することにタブーのような感覚があったり、表現することに何か深い傷や痛みの感情が関係していたりするイメージがでてきます。



150度は、外的に出来事として現れることがなくとも内的に強い緊張感や葛藤をもたらします。そして、その葛藤の統合は難しいアスペクトとも言われています。リーディングをする人自身の物の価値観やリーディングをするときの立ち位置も関わっていると思いますが、以下のような解釈をいままで聞いたり、読んだりしたことがあります。

 (1)統合はほぼ不可能なため、緊張感とつきあう方法を習得する。
 (2)長期間かけて葛藤と向き合うことで、コントロールする事ができることもある。
    コントロールする方法を習得したとき、大きな力を得る。
 (3)常識的には考えられないような解決方法でしか解決できない。
    (ただし、それを解決としていいのか議論が残るような方法だったりする)



さて、ここからプロセスワークの個人セッションでの体験を書いてみます。
その日は、しばらく前に見た夢の一番をワークに使いました。牢獄のような部屋に一人でいる場面です。


セラピストの誘導に従って、牢獄に何年も何十年も閉じ込められているイメージを体感していきました。始めのうちは、閉じ込められていることに対する閉塞感や怒り(牡羊座の太陽が土星に制限されているイメージ)しかありませんでした。



さらに数十年閉じ込められている感覚をイメージしていくと今度は、無力感とあきらめ、それから、この状況でできることをしていこうという感覚が出てきました(建設的で自律的、ここで牡羊座の太陽と土星が統合されたイメージ)。



それから、さらに十数年閉じ込められているイメージをしていくと、突然、あたりが開け、野外にイメージに変わりました。私は、夢そしてイメージの中では男性でしたので、その頃は完全に老人でしたが、自分が所属するコミュニティの人と思われる人たちに囲まれて火を囲んで座っていました。とても穏やかな気持ちで、コミュニティの人たちから老賢者的に慕われているような感覚がありました。



まさに、150度の解決方法として、前述したものが混ざり合ってイメージとして体感できたように思います。長時間かけて葛藤に向き合う事で、常識的に考えられない解決方法が出てきたのです。



この体験自体は1年以上も前のものですが、自分の個人神話にかかわっている(つまり人生を通してつきあわなければならない)葛藤ですので、現実の生活で自分や外的環境の限界を感じたときに常にイメージして支えにしています。










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プロフィール

Key(ケイ)

Author:Key(ケイ)
認定心理カウンセラー
認定アストロカウンセラー
認定Tarot de Paris ファシリテーター
認定バッチフラワーレメディ プラクティショナー

「占いの窓」で、占い、カウンセリングを行なっています。

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